「痩せるためには体重計には毎日乗った方が良いですか?」
ダイエット指導「U-BASE」の無料相談で必ずと言っていいほど聞かれるこの質問。私たち講師陣はいつもこう答えています。
「その数字に振り回されるくらいなら乗らない方が良いです」
乗るとしても週1回、例えば日曜の起床時といった同じ条件で行う程度でOKです。というのも、体重計の数字はダイエットの進行を示す一つの指標に過ぎないから。
体重は株価チャートで言えば1分足みたいなもの。日々の水分バランスや食事の内容によって1日の間に数百g〜kg単位で変動します。過度に体重に囚われると、「カツ丼を食べたら朝よりも500g増えちゃった。夜に汗をかいて痩せなきゃ」みたいにどうにもストレスになり、幸福感を下げます。だから一定のスパンで傾向を見る程度でOKです。
ダイエット目標達成のために体重よりも気にした方が良いことを3つ紹介しますね。
①体重よりも体組成を重視する
まず、「痩せる=体重が減る」ではないことを改めて理解しましょう。仮に体重が減っても、筋肉が減っただけならただの不健康です。老人なら寝たきりに直結します。
「痩せる」とイコールにすべきは「無駄な脂肪の減少」です。無駄な脂肪が減れば、本来の筋肉のラインが露わになって体型にメリハリが付き、理想の体型に近づきます。だから重視すべきは体重よりも体組成(体脂肪率や筋肉量)の変化です。併せてお腹周りや服のサイズの変化などを定期的に記録すると達成感につながります。
②摂取目標に沿った食生活を継続する
減量は(増量にも言えますが)食事が全てです。ご存知の通り、運動で消費できるカロリーは驚くほど少ない。30分ジョギングしておにぎり1個分(200kcal程度)です。わざわざ余計に運動時間を増やすよりも、理想の体型になるためのカロリーとPFCバランスに設定した食事の習慣化に努めましょう。
③自己肯定感を高める
健康的な食事ができた日、運動できた日は自分を遠慮なく褒めてあげましょう。日記に書くも良し、友人や家族に自慢するもよし、SNSに投稿するも良しです。減量は現状維持バイアスからの脱却の旅でもありますから、ストレス管理がキモです。
日々の体重よりも上記3つに専念して、健康的なライフスタイルと理想の体型を手に入れましょう。